何も考えずに過ごしていたいという欲求について

できるかぎり何も考えずに過ごしたいという欲求に勝つのは難しい。なんとなくネットサーフィンしたり、ゲームしたり、お菓子を食べたり、ひとはできるかぎり何も考えずに過ごしていたいとおもっている。いつだってそうだ。仕事をしたくないという人がやりたいことは、南の島で綺麗な海を眺めながらカクテルを飲みたい、とか、だいたいそんな感じのことだ。それも、せまいエコノミークラスじゃなくて、ゆったり座れるビジネスクラスの飛行機で。面倒なホテルの予約やその他もろもろの雑務もできるかぎりやりたくないとひとは思う。そういった類のことはお金があればすべて簡単に実現できる。お金は考えたり動いたりすることの代わりになる。そうして空いた時間を使って、何も考えずに過ごすわけだ。何も考えずに過ごすのは、正直楽だ。言い換えれば、たんに楽なだけだ。