夜は暗く、深い。心の奥底の不安や、欲望が意識の上にあらわれてくる。抽象的な亡霊が部屋の中を浮遊する。生きることの意味…問いかけること自体に意味があり、何の答えもない「?」。いま、どこにいるのだろう、この、何かは。そして、次の瞬間にはすべてを忘れる。いや、忘れるわけではない、無意識の底に沈む。不安や、欲望は姿をひそめる。それだからといって、どうということもない。また、朝が来る。