「大きな目的」に向かって生きるのか、それとも、「いまこの時」を生きるのか?/エレファントカシマシ 宮本浩次


宮本浩次 1/3

 

生き方には「大きな目的」に向かって生きて行くことと、「いまこの時」を生きて行くこととの二つあるように見える。しかし、実際には、その二つの生き方は表裏一体だ。


エレファントカシマシ宮本浩次は、いい歌を他の人に届けるという「大きな目的」に向かって生きて行くと同時に、いい歌を歌うという「いまこの時」を生きて行く、と自らの生き方を説明している。


そしてまた宮本は、人生の時間は限られていて、それ(いい歌を歌うこと=いい歌を他人に届けること)以外のことに思考や体力を使っている暇はないと断言する。一生がいくらあっても間に合わないとさえ言う。

 

理想や目的が多様化し、生きる意味や実感を喪失しやすい現代において、人生にたいする宮本のスタンスは、私たちをおおいにインスパイアする。

 

長くて100年、人間は必ず死ぬ。死んでしまえばもはや何もできない。生きている「いまこの時」を「大きな目的(=生きる意味や実感)」と一致させて行くこと。それが問題だ。

 

「正装してご飯を食べに行くときのくつろぎより、一曲いい曲を作ってみんなにその曲が届いたときのくつろぎの方が大きかったらさ、そっちのくつろぎの方をとるんだよ。僕は、歌を歌って、みんなにその歌が届いたときが一番のごちそうだってことに気づいたんだよ」宮本浩次 

 

 

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