Frequently Asked Questions

よくあるご質問

ビジネス書と実際のビジネス

1、ビジネス書と実際のビジネスとでは何が違うのか?

それなりにビジネス書を読んできて、もちろん実際のビジネスに実践してきたが、思うに、ビジネス書と実際のビジネスとは違う。何が違うのかといえば、ビジネス書は「抽象化」されていて非常にすっきりしているが、実際のビジネスには「具体的なノイズ」が多い、ということだ。

2、実際のビジネスにおける「具体的なノイズ」

成功者によるビジネス書に書かれていることを「そのまま実践」できれば、ビジネスにおいて成功できる。しかし、実際のビジネスでは「具体的なノイズ」に邪魔されてビジネス書に書かれていることを「そのまま実践」することはできない。ビジネス書を読んで、それを実際のビジネスに実践する者の課題は、そういった「具体的なノイズ」をどれだけ削除することができるか、というところにある。

3、本質にフォーカスしたビジネスマンは孤立する

スタートアップではなく、一定の期間継続してきた会社は「具体的なノイズ」で埋め尽くされている。そんな中でビジネス書に書かれているような本質にフォーカスするビジネスマンは会社の中で孤立しやすい。みんなが共有している意識からずれることは自分勝手とみなされる。いわゆるサラリーマンと、本質にフォーカスしたビジネスマンは、互いに相容れない性質を持っている。ウマとシマウマは違う生き物である。

4、ビジネス書は役に立つのか?

ビジネス書はすぐに役には立たない。ではやがては役に立つのかといえばそれも疑わしい。実際のビジネスというのは、結局は運次第でどうとでもなる。何もかも上手く事が運ぶ好調な時もあれば、何もかも上手く事が運ばない不調な時もある。ビジネス書はその点揺るぎない。なぜなら、確かに成功した例が書かれているからだ。ビジネス書は役に立つかどうかのものさしでは計れない。なぜならビジネス書は実際に役に立った例だからだ。ビジネス書が役に立つかどうかより、本当に問われるべきはむしろ、実際のビジネスは役に立つのか?ということである。

5、実際のビジネスは役に立つのか?

実際のビジネスは、先述した通り結局は運次第なので絶対の信頼を置くことはできない。よって実際のビジネスは役に立たない。実際のビジネスは、錨も羅針盤も船室もない船のようなものだ。とどめ置くことも、海路を指し示すことも、体を休ませることもできない。そのような「具体的なノイズ」に満ちた実際のビジネスが、役に立つはずわけがない。

6、ビジネス書こそが実際のビジネスだと思え

ビジネス書は、錨であり、羅針盤であり、船室である。ビジネス書は、荒波に翻弄されるがままの実際のビジネスにおけるビジネスマンを、とどめ置き、海路を指し示し、体を休ませる。実際のビジネスの方に身を委ねても、あっちに流されたりこっちに流されたりするばかりで、どこにも辿り着くことができない。少なくとも進むべき道と、なすべきことを確立するためには、「具体的なノイズ」に満ちたいわゆる実際のビジネスではなく、「抽象化」されたビジネス書こそが本当のビジネスだと思うべきである。