『論文の書き方』清水幾太郎

要点まとめ

 

 好きな文章のスタイルを模倣するのがよい

 

「が」という無規定的直接性を克服すること

 

単純な、控えめな言葉で、証明すること

 

文章は時事的な問題を使うことで、会話同様の共有前提を用意できる

 

書きはじめの定義づけが重要である

 

日本語を、外国語のように慎重に扱うこと

 

空間的並存状態にあるものを、時間的契機状態に移し入れる

 

本当の現実は、人間の働きや責任を含んではじめて成立する

 

対立の関係や、程度の差異が見えてくるまで追究する

 

序論は、静かに、確実に書きはじめること

 

序論も結論もなしに、スルリと書きはじめて、プツンとおわること

 

序論・本論・結論は、それぞれ独立した別棟の建造物

 

文体とは、文章のことだけでなく、同時に思惟のことである

 

文章には、会話のような暗黙の了解がないので、ひとつひとつ言葉によって証明していかなければならない

 

書くことは、秘密裡に企てる一回限りの犯行である

 

アクチュアルな問題についての、既存の意見は知っておくこと

 

文章には、自分の意見や発見を主張する攻撃の面と、学説や社会的な意見をふまえる守備の面とがある

 

引用句には、権威の力を借りることで、文章の守備を強化する効果がある

 

主張の筋を通すためには、言い換えは多用すべきではない

 

観念と経験とを往復交通させること

 

日本語は、主語が頻繁に省略され、動詞は最後まで出てこないため、読みにくい

 

「私は〜と信ずる」ではなく、「私の信ずるところでは〜」と書く

 

短文でひとつのシーンを明確にし、文と文の間は、接着力の強い接続語でキチンとつなぐこと

 

かなと漢字は、バランスよく配置すること

 

 

論文の書き方 (岩波新書)

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