エッセイ

ダメ出しについて

少なくとも自分は職場では、雨が降っている時に傘を忘れてそれを笑われたことしか記憶にない。 「ダメ出し」の美学。ミスを指摘するだけじゃ人は成長しない! | ライフハッカー[日本版]

何も考えずに過ごしていたいという欲求について

できるかぎり何も考えずに過ごしたいという欲求に勝つのは難しい。なんとなくネットサーフィンしたり、ゲームしたり、お菓子を食べたり、ひとはできるかぎり何も考えずに過ごしていたいとおもっている。いつだってそうだ。仕事をしたくないという人がやりた…

夜は暗く、深い。心の奥底の不安や、欲望が意識の上にあらわれてくる。抽象的な亡霊が部屋の中を浮遊する。生きることの意味…問いかけること自体に意味があり、何の答えもない「?」。いま、どこにいるのだろう、この、何かは。そして、次の瞬間にはすべてを…

ビジネス書

ビジネス書は目次を読めば論旨がわかる。本文は補足説明だ。では目次だけ読めばいいかというと、そうでもない。目次だけでは脳だけあって肉体がないようなものだ。目次はビジネス書の脳、本文はビジネス書の肉体だ。読者の思考を整理するのが目次で、読者の…

ルノアール

ルノアールなどにいると、意識高い系の若者がまたべつの若者相手に投資系のセミナーをしたりしていて、めちゃくちゃ早口である。はじめはなんかうざいなと思っていたが、慣れてくると彼らの話す言葉が英語のように感じはじめた。英語なみの早口。ある意味、…

労働と余暇

1日8時間労働すると、残りは16時間。かりにしっかり8時間寝れば、余暇は8時間あることになる。ふだん感じているより意外と多い。無意識のうちに自動行動的に過ごすと余暇はいつのまにか終わっている。8時間を具体的に何をして過ごすか毎日ちゃんと決めて過ご…

ひとの多面性

ある方からは感謝され、ある方からは文句を言われる。それらが同時にある。ひとの多面性。誰からも賞賛しかされないというひとなんているだろうか?最低な奴でもその最低さが潔いと尊敬される場合もあるだろうし、高潔な人でもその高潔さが鼻につくと貶され…

働くことと対比されるもの

喫茶店などに座っていると、周りからいろんな声が聞こえてくる。9割ほどがお金の話だ。それに関連して仕事の話、それから健康の話。人の興味関心がお金と健康にあるのはいつの世も同じだろうか。あらためて、理念というようなものの話をする人の少なさ。現代…

悟り

いまの仕事をはじめる前、半年くらい無職だった。本を読んだり、一日中何もせずにただ座っていたりしていた。社会に参加していないと、ひとは孤独な観察者になる。金が無限にあれば、孤独な観察者をマスターして、悟りを開くこともできるだろう。悟りを開く…

見積

過去を大きく見積っていると、現在に不足や欠乏を感じる。それよりもむしろ今がスタートだと思えば不足や欠乏のようなマイナス要素が意識を占めることなく、新鮮なプラスの気持ちで毎日に臨める。不足や欠乏を補填するための行為ではなく、新しい何かを追加…

働かずに食うことについて

働かずに食ってる連中は、基本的につまらないことに詳しく、蘊蓄をひけらかすことが趣味だ。言い換えれば、それくらいしかやることがない。よって働かずに食ってる連中は、当然つまらない人間に成り果てる。それが成功者の秘密だ。つまらなさを隠すために飾…

思想

思想が現実を作るということはない。現実は基本的に利害によって作られる。人間は楽をして生きていたいと思う。夕方6時、駅のホームには帰りを急ぐ男女が戦に向かう侍のように群れを成して押し寄せる。目的は名誉ではなく、帰宅してTVを観たり晩酌をしたりす…

湖までの距離はあと1kmくらいか。朝5時に山小屋を出てから50分ほど歩いてきた。特に目的もなく湖に行くと決めたのはひどい咳で深夜3時に目が覚めてしまったからだ。とにかく何か新しい静謐な感覚が必要だと感じられた。過去を大きく見積っていたのだと思った…

「大きな目的」に向かって生きるのか、それとも、「いまこの時」を生きるのか?/エレファントカシマシ 宮本浩次

宮本浩次 1/3 生き方には「大きな目的」に向かって生きて行くことと、「いまこの時」を生きて行くこととの二つあるように見える。しかし、実際には、その二つの生き方は表裏一体だ。 エレファントカシマシの宮本浩次は、いい歌を他の人に届けるという「大き…

理論と現実について / On theory and reality

理論がある。しかし、現実はそういうふうになってはいない。と、批判される。しかし、その理論と現実のずれまで含めて分析できるのがあえて理論を作ることの利点なのである。 人間に限っていえば、現実は現実だけで成り立ってはいない。人間の現実は理論によ…

書くべきことについて / About what to write

書くべきことがなくて書けない、と思う時がある。というより、いつもそんな感じがする。白紙を前にぼんやりして時間が過ぎる。そして、結局何も書かないままになる。 しかし実際は、書くべきことというのは、何でもいいからとにかく書いている途中でなんとな…

企業のコナトゥス

とにかくオリジナリティ(=他にはないこと)が重要だ。アーティストならともかく、企業ならなおさらそうだ。そして、信頼を地道に積み重ねる努力が必要だ。アーティストならともかく、企業ならなおさらそうだ。アーティストはよくもわるくも自分の好きなよ…

楽しさを装った絶望者と絶望者を装った楽しさ

楽しさを感じないのは、文章の細部をよく見ず、要約や主張のみを意識して読んでたからなのではないかと思った。 いままで読んだ本を再読して、なんとなく理解していたものを要約して自分の道具にしようと思うようになってから、その傾向は強くなっていた。 …

日々のけむり

かろうじてまとまりを保っている 身体が精神によってなのか 精神が身体によってなのか 自分自身というものは 自分自身について何も知ってはいない 明日がくることも 今日がこうして過ぎていくことも かろうじてつかめる気がしている すぐにまた手からこぼれ…

出家についてーー科学的にみたばあいの他人の幸福と自分の幸福

友人が出家したことがある。彼は職場の休憩室でいつも仏教関係の書籍を読んでいた。私はフランス哲学をよく読んでいたので、互いの得た知見などを話し合ったりしていた。 Facebookで彼が出家すると知ったとき、たんじゅんにすごいと思った。出家するというの…

言葉の解釈について

丸いものを四角いものと見間違えること 丸いものを四角いものと見間違えることがある。そういう時はきまって距離が遠い。よく見ずにそうだと決めてしまう。それはそういうふうに思いたいということだ。それに近くで見たからといって見間違えることがなくなる…

いまここにしか存在できないことについてーー空間限定的存在としての人間、その絶望

キルケゴールの「あれか/これか」という実存的選択の不可避性(=実存的選択の強制)がある。ドゥルーズ的な「宙吊り」また、それを発展させた千葉雅也の「中間痴態」の態度、は現実の場においては必ず崩れ去る。現実の場においては「未決定性」も「並行的選…